ボッタスがパワーユニット交換。グリッド降格ペナルティ迫る:F1イギリスGP金曜

 2018年F1イギリスGPの金曜、メルセデスのバルテリ・ボッタスはフリー走行1=2番手/2=3番手だった。
                     

 メルセデスは、前戦オーストリアGPでボッタスがハイドロリック系のトラブルでリタイアしたことを受け、予防的措置でパワーユニットの一部エレメントを最新バージョンの新品に交換した(3基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、2基目のMGU-Kを導入)。これによるペナルティはないが、基数制限ぎりぎりであり、次の交換でグリッド降格となる。オーストリアで使用したパワーユニットについては、再度利用できるかどうか詳しいチェックが行われる。

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス フリー走行1=2番手/2=3番手
 トラックが昨年までと比べてかなり変わったね。新しい路面になり、グリップがかなりあるが、同時にバンプも多い。幸い、それが僕らのパフォーマンスに大きく影響してはいないようだ。ただ。ターン9やターン13のような高速コーナーは多少トリッキーだった。でも新しい路面からグリップを得られたので大きな問題ではない。

 今日はソフトタイヤはわりとうまく機能させることができたと思う。路面温度が50度以上になったためオーバーヒートの問題があったけどね。土曜日と日曜日も似たようなコンディションになるだろうと考えている。ハードタイヤはより頑丈で、少し遅いけど、長持ちする。
 
 フェラーリはかなり強そうだ。僕らも明日に向けてもっとパフォーマンスを見つけ出せると考えているが、かなりの接戦になるだろう。  

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