前田と大谷の対決実現 エンゼルス劇的なサヨナラ勝利

【ドジャース2-3xエンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ロサンゼルスに本拠地を置く両チームの交流戦、通称「フリーウェイシリーズ」の初戦を迎えた。大事な初戦の先発マウンドを任されたのは前田健太。そして、彼を迎え撃つのは打者・大谷翔平だ。最近までお互いにDL入りしていたが、ついにメジャーでの初対戦が実現することになった。

この日「6番・DH」としてスタメン出場した大谷は2回、2死走者なしの場面で前田との対決を迎えた。前田はフォーシーム2球で追い込むと3球目の低めのチェンジアップを振らせ、両者の対戦は三球三振で終わった。5回に訪れた2回目の対戦はショートフライと前田が大谷を2打数無安打と完璧に抑えた。

試合は4回にドジャースがマット・ケンプのタイムリーで先制し、6回まで2対0とリードするもその裏に満塁のピンチを迎えた前田が自らのボークで失点してしまう。その後はドジャース1点リードのまま最終回へ。反撃したいエンゼルスは2死から大谷が四球で出塁すると盗塁で二塁へ進塁する。そして続くデービット・フレッチャーのタイムリーで同点とするとイアン・キンズラーもヒットで続いてチャンスを広げたかに思われたが、ライトを守るヤシエル・プイーグの失策の間にフレッチャーが一気にホームに還り、サヨナラ勝ちとなった。この日の大谷は無安打だったものの、出塁し勝利をアシストした。

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