天草大水害、舌で語り継ぐ 上天草総合病院、炊き出しを再現

水害当時を知ってもらうため用意されたおにぎりを食べる上天草看護専門学校の学生ら=上天草市

 熊本県上天草市龍ケ岳町の上天草総合病院は6日、天草上島の一帯を襲った天草大水害(1972年)をしのぶ記念式典を病院で開き、職員や上天草看護専門学校の学生ら約200人が参加した。

 水害では100人以上が犠牲となり、病院も2階まで土砂に埋まるなど大きな被害を受けた。式典は、災害を後世に語り継ぐ目的で、水害の翌年から毎年開いている。

 正午の鐘に合わせて黙とう。脇田富雄院長が「復旧に当たった人たちは2週間風呂に入れなかったと聞いている。今後もこのような災害が起きる可能性はあり、決して忘れてはいけない」とあいさつした。

 参加者はスクリーンに映し出された当時の記録映像や写真を見ながら、炊き出しを再現したおにぎりとメザシ、たくあんの昼食を囲んだ。(大倉尚隆)

(2018年7月8日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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