【速報】県内大雨、土砂災害に注意

 県内は8日、梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、全域で雨となった。県内で激しい雨の降る恐れはなくなったが、宮崎地方気象台は、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があることから、引き続き土砂災害への注意を呼び掛けている。

 同気象台によると、4日午後6時の降り始めから8日午前11時までの総雨量は、えびの市えびの高原で665・5ミリ、日南市深瀬335ミリ、椎葉で330ミリ、西米良322ミリを記録した。

 雨の影響で交通機関も乱れた。宮崎交通によると、高速バスは、九州自動車道で一部区間が通行止めとなり始発から運休が相次いだ。午前11時現在で宮崎-福岡31便、宮崎-熊本12便、宮崎-鹿児島2便、宮崎-長崎2便、宮崎-新八代12便の計59便を運休。

 JR九州によると、吉都線の都城-吉松間が午前8時54分から全線で運転見合わせ。日南線は南宮崎-南郷間で始発から本数を減らして運転。南郷-志布志間も同9時25分に再開したが、本数を減らし運行する。日豊線は始発から、宮崎-鹿児島間の一部列車が運休、遅延している。

 大雨の影響で7日午前9時25分から続いていた宮崎自動車道高原インターチェンジ(IC)-都城ICの通行止めは、8日午前6時に解除された。

 

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