各地に出されていた大雨特別警報は、8日(日)午後3時までに解除されたが、これまでの記録的な大雨により、九州から東海を中心に広い範囲で土砂災害の危険度が高く、氾濫している河川もある。8日(日)夜遅くにかけては局地的に激しい雨の降るおそれがあり、引き続き土砂災害や川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要だ。

大気の不安定な状態続く

　本州付近に停滞している梅雨前線は9日(月)にかけて北上し、活動も弱まる見込みだが、8日(日)夜にかけては西日本や東日本を中心に大気の不安定な状態が続く見込み。8日夜遅くにかけては局地的に1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがある。これまでの記録的な大雨により、少しの雨や雨が止んでいる時間でも土砂災害などが発生するおそれもあり、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。