高くて強くて速くてチームプレイヤー!? ベルギーの怪物ルカクが恐ろしい訳「オールラウンダーになりたい」

ベルギー代表のルカク photo/Getty Images

圧倒的なパワー、高さに加えてスピードもあるベルギー代表FWロメル・ルカクは相手DFにとって驚異だ。大型選手でスピードがあるのは反則だろう。しかし、何より恐ろしいのはチームプレイヤーであることだ。

スペイン『as』は「ルカクが得点を奪う以上のことができることを見せている」と伝えており、センターフォワードながらルカクはチームのために犠牲になれる選手だ。日本代表戦では後半ATのカウンターアタックで巧みに日本のDFを惹きつけて味方にスペースを作り、チームの勝利のために自身が囮になる道を選んだ。

ベスト8のブラジル代表戦では普段とは違う右サイドの位置からカウンターの起点となり、何度も体を張っていた。大柄なFWはゴール前に張り付いているだけというケースも珍しくないが、ルカクは戦術に合わせる柔軟性もある。

ルカクは自身の理想とするプレイについて、「みんなルカクはゴール、ゴール、ゴールと思っている。だけど、僕はオールラウンダーと見られたいんだ。アシストもすごく重要だし、今年はこれまで以上にそれができている。もちろん得点も決めたいけど、同時にチームのために出来る限りハードワークしたい」と語っている。

エデン・アザール、ルカクなどベルギーにはスターが揃っているが、俺が点を決めてやる!と意気込みすぎていないことも好調の要因なのかもしれない。

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