下位5球団が2ゲーム差に DeNA2位タイ、巨人4位浮上…混セ8日はこうなった

DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

連勝した中日がヤクルトと1ゲーム差に迫る

 史上稀に見る大混戦となっている今季のプロ野球。セ・リーグは広島が独走態勢を築き始めているものの、2位以下の団子状態は続き、8日の試合結果でさらにその差が詰まることになった。

 順位を上げたのはDeNAと巨人。DeNAは敵地・甲子園球場で2位の阪神と対戦し、虎の子の1点を守り抜いて競り勝った。今季初先発の井納が6回途中1失点の好投を見せると、リリーフ陣も無失点リレー。相手のエラーでもらった1点を最後まで守った。阪神は今季7度目の零封負け。先発の岩貞は自責点0だったが、見殺しとなり、負け投手になった。DeNAは阪神と並び2位タイとなった。

 巨人は本拠地・東京ドームで広島と対戦。岡本に11試合ぶりの15号2ランを放つなど6点を奪い取って、今季初めて広島に勝ち越した。ヤクルトが中日に連敗したため、巨人が4位に浮上、ヤクルトが5位となった。中日は2連勝で5位のヤクルトと1ゲーム差、2位タイの阪神とDeNAとも2ゲーム差とした。

 9日から前半戦最後のカードが行われるものの、マツダスタジアムで行われる予定だった広島対阪神3連戦は西日本を襲った豪雨災害の甚大な被害を考慮して3試合全てが中止に。広島と阪神は前半戦の戦いを終え、一足早くオールスターブレイクに入ることとなった。

【7日終了時点】
1広島 43勝31敗1分
2阪神 35勝37敗1分 7.0
3DeNA 34勝38敗2分 1.0
3ヤクルト 34勝38敗1分 0
5巨人 36勝41敗1分 0.5
6中日 34勝42敗1分 1.5

【8日終了時点】
→1広島 43勝32敗1分
→2阪神 35勝38敗1分 7.0
↑2DeNA 35勝38敗2分 0
↑4巨人 37勝41敗1分 0.5
↓5ヤクルト 34勝39敗1分 0.5
→6中日 35勝42敗1分 1.0

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

© 株式会社Creative2