メクル第288号 ♪地中海のよなリゾート地 オレンジ色のあの夕日♪ 伊王島の魅力を歌に 伊王島中生徒ら制作

 長崎市立伊王島(いおうじま)中(末永栄喜(すえながえいき)校長)の生徒たちが、レゲエ歌手「Sing(シング) J(ジェイ) Roy(ロイ)」さんと一緒(いっしょ)に、島の魅力(みりょく)を詰(つ)め込(こ)んだ「イノリジマ」という歌を作詞(さくし)作曲しました。16日にCDが発売されます。
 Royさんは福井県在住(ざいじゅう)。全国の学校を訪問(ほうもん)し、子どもたちと地域(ちいき)ならではの歌を創作(そうさく)する活動をしています。3月まで同校の音楽講師(こうし)を務(つと)めた同市高島町の音楽グループ「RAIN(レイン)BOW(ボー) MUSIC(ミュージック)」のメンバーで友人のnonco(ノンコ)さんの紹介(しょうかい)で訪問しました。
 教会、灯台、海、夕日-。生徒たちがイメージする伊王島のいいところを短冊(たんざく)に書き、Royさんと語り合いながら言葉をつなげていきました。「伊王島 沖之島(おきのしま) 諸人(もろびと)が 祈(いの)る島」「地中海のよなリゾート地 オレンジ色のあの夕日」。歌詞に軽やかなメロディーを付けて完成。島でミュージック映像(えいぞう)の撮影(さつえい)もあり、生徒や住民たちが歌い手として出演(しゅつえん)しました。映像は動画投稿(とうこう)サイト「ユーチューブ」で配信中です。
 CDの問い合わせは高島町のレインボーショップ(電095・896・2001)。生徒たちから歌についてメクリポがとどきました。

 ◆浦川晴人(うらかわはると)記者(3年) 笑いながら授業(じゅぎょう)ができて楽しかったです。本当に曲が作れたんだとびっくりしました。協力してくださった人たちに感謝(かんしゃ)しています。全国にこの曲を広めて、伊王島を盛(も)り上げていきたいです。

 ◆川添美和(かわぞえみわ)記者(2年) レゲエの軽快(けいかい)なリズムに乗せて、伊王島ならではの歌詞を入れていくRoyさんはすごいと思いました。伊王島のいいところが詰まった「イノリジマ」。一生忘(わす)れられない音楽の授業になりました。運動会や文化祭などの機会に、この歌を島民のみなさんに知ってもらいたいです。

 ◆石飛悠花(いしとびゆうか)記者(3年) 伊王島のよさを再確認(さいかくにん)でき、とても有意義(ゆういぎ)な時間でした。「いろんな国へとつながった 永遠(えいえん)と続くこの平和」という歌詞が、平和を歌うジャマイカのレゲエとマッチしていて、とてもいいフレーズだと思います。曲が完成したとき、鳥肌(とりはだ)が立ちました。

楽しそうに歌う伊王島中の生徒たち
「イノリジマ」のポスター

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