「いっちゃん」新CD カバーとオリジナルの二刀流 長崎

 「いっちゃん」の愛称で知られる長崎の音楽家で司会者の市原隆靖が、アルバム「市流ICHI-RYU 意」をリリースした。ラテンやボサノバ調などにアレンジしたインストゥルメンタル曲と、オリジナル曲の計8曲を収めた。サブタイトルの「意」は「音」+「心」の会意文字で、音楽と自身の心の関係性を見つめ直す気持ちを込めたという。
 11枚目のCDとなる今作は、オーボエによるクラシック音楽などのカバーと、自身が歌うオリジナル曲の両方を楽しめる「市流」シリーズの第2弾。「威風堂々」「月の光」などを親しみやすくポップにアレンジし、柔らかな音色で演奏している。オリジナル曲の「この港から」は地元企業のCMソングとして制作。「一時期、長崎を離れた自分自身の経験を織り交ぜ、ふるさとを大事に思う気持ちを歌った。いろんな世代の人に聞いてもらいたい」
 CDには、市原の未発表曲などを無料でダウンロードできる、特典サイトのアクセスコードも添付されている。
 「市流ICHI-RYU 意」は2千円。CDの購入、問い合わせは市原隆靖公式サイト(http://www.1chan.com)。

ニューアルバムをPRする市原さん=長崎新聞社

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