川重にLNG燃料供給船建造を発注、豊通など4社の合弁会社

 川崎汽船、中部電力、豊田通商、日本郵船が出資する合弁会社「セントラルLNGシッピング」(CLS)は6日、LNG(液化天然ガス)燃料供給船1隻の造船契約を川崎重工業と締結したと発表した。同船は2020年12月までに竣工する。国内でLNG燃料供給船が稼働するのは初めて。 

 同社は、中部地区での船舶向けLNG燃料供給事業開始に向け、今年5月に設立されており、今回建造する供給船を保有・管理する。

 建造する船はLNG積載容量3500立方メートル、総トン数は4100トン。重油に比べ硫黄酸化物や粒子状物質の排出量を大幅に減らすことができる。国際的に強化される船舶の排出ガス規制への対応として、重油に代わる有力な船舶燃料となる。

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