『France Football』は7日、「元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥレは、アフリカの国は失敗するたびに言い訳していると話した」と報じた。
今回のロシア・ワールドカップではセネガル、エジプト、チュニジア、モロッコ、ナイジェリアの5チーム全てがグループステージ敗退に終ってしまったアフリカ。
特にモロッコではVARの判定が不利に働いたとして批判する声もあるが、現実的に突破に近づいたのはフェアプレーポイントで日本に屈したセネガルのみだった。
ヤヤ・トゥレはアフリカのサッカー協会について以下のように話し、個人に責任を負わせる悪癖があると指摘した。
ヤヤ・トゥレ 「アフリカの国々は明らかに努力をしている。
しかし、VARで与えてしまったファウルで失敗を覆い隠すのは簡単であるし、そして危険だ。
VARをアフリカのチームが失敗した原因と考えたり、説得力のある説明だと思ってはいけないよ。
言い訳をするのはやめよう。
アフリカは気づかなければならないよ。4年毎に奇跡を起こすことは不可能であると。全てが徐々に良くなると信じることも不可能であると。
我々アフリカの国は、なにか解決方法が見つかったと思ってすぐ監督を替える。
しかし、それは欺瞞に過ぎない。アフリカで長く行われてきた欺瞞だ。
我々は、システムや組織を責めることよりも、個人に責任を負わせて糾弾することを好んでいる。
サッカー協会は、ほとんど書類作成の仕事しかしていない。サッカーの基盤と環境を作り上げるよりね。
フランスやブラジルで起こっているようなことが、アフリカでは起こらない。そのように導いているのは誰なんだ?
アフリカでは、我々は多くのことを話すが、誰も行動に移さない。いい約束はしても、誰もアイデアを実現させようとしない。不協和音がある」