3Dプリンター用チタン合金粉末事業化へ、大阪チタニウムが新組織

 大阪チタニウムテクノロジーズは、現行中期経営計画(18~20年度)で重点分野に位置付けている積層造形(3Dプリンター)用チタン合金粉末の本格的な事業化に向け、東京支社に「AMPMチーム」を新設した。

 「AMPM」は「Additive Manufacturing and Powder Metallurgy(積層造形と粉末冶金)」の略。チーム長には東京支社営業部部長の飯塚勝志氏が就いた。

 同社は現行中計でチタン粉末事業を強化する方針を掲げている。従来から手掛ける液晶パネル用の薄膜形成材(ターゲット材)などに使われる純チタン粉末に加え、新たに3Dプリンター用のチタン合金粉末「合金TILOP(タイロップ)」を本格販売する方針。新組織を中心に航空機や医療分野で伸びる需要の捕捉を目指す。

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