ボットーが痛恨のエラー カブス押し出しでサヨナラ勝利

【レッズ5-6xカブス(延長10回)】@リグリー・フィールド

5対5の同点で迎えた10回裏、カブスは一死満塁からデービッド・ボーティが押し出しの四球を選び、6対5でサヨナラ勝利を収めた。9回表にアダム・デュバルが起死回生の同点弾を放ち、勝敗の行方を延長戦に持ち込んだレッズだったが、10回裏一死一、二塁の場面でアディソン・ラッセルの一塁ゴロを捕球したジョーイ・ボットーが一塁ベースを踏む寸前でまさかのジャッグル。チャレンジの末、判定が覆ってセーフとなり、次打者ボーティが四球を選んで試合は決着した。3試合連続で1点差ゲームとなった両軍の3連戦は、カブスが2勝1敗で勝ち越し。7番手として登板し、10回表の1イニングを無失点に抑えたルーク・ファレルが3勝目(3敗)をマークした。

カブスが今季リーグ最多タイとなる28度目の逆転勝利でレッズ3連戦の勝ち越しを決めた。序盤はエウヘニオ・スアレスの19号2ランなどでレッズが優位に試合を進めていたものの、カブスは1点ビハインドの7回裏にハビアー・バイエズが2点タイムリーを放って逆転に成功。9回表にクローザーのブランドン・モローが同点弾を被弾したが、10回裏に新人三塁手が冷静にボールを見極め、試合に決着をつけた。ジョー・マドン監督は「彼はとても成熟している。グラウンド上では周りの状況をしっかり判断し、とても落ち着いてプレイしているよ」とボーティの落ち着きぶりを高く評価。一時は逆転となるタイムリーを放ったバイエズは「俺たちは勝利への望みを捨てないんだよ」と粘り強さの秘訣を語っていた。

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