FWの選手は得点数で全てを判断されがちだが、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーはここまで無得点であることを全く気にしていない。今大会のフランスは快速アタッカーのキリアム・ムバッペに注目が集まり、ジルーは完全に脇役だ。しかし、ジルーは得点がなくともワールドカップ制覇に貢献できるならばOKと前向きだ。
英『The Guardian』によると、ジルーは「もちろん得点を決めたいけど、周囲の選手にスペースを作れるのであれば僕は常にチームのためにベストな選択肢をチョイスする。それが重要なんだ。フランスがワールドカップを制した1998年大会の時、クリストフ・デュガリーは1得点、ステファヌ・ギヴァルシュは無得点だったと思う。もし僕の得点なしでフランスが世界王者になれるなら、僕は気にしないよ。僕がピッチにいるということは、監督は僕がチームに貢献していると判断しているわけだからね」とコメントしている。
ジルーにもシュートチャンスが全くないわけではないが、今大会は脇役に徹している。ジルーのような大型選手が前線で体を張ってくれるからこそ、ムバッペやアントワーヌ・グリーズマンらスピードあるアタッカーが飛び出しやすくなる。目立たないが、ジルーの存在は重要だ。