【ブログ】Shots!得意のダンスで喜びを爆発させたベッテル/F1第10戦イギリスGP 2回目

 史上初の3連戦、そのラスト舞台となった伝統のイギリスGP。波乱の展開、最後まで熱いバトルが繰り広げられたシルバーストーンから熱田護カメラマンが写真と共にお届けします。
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イギリスGP、セバスチャン・ベッテル選手の優勝でした。

パルクフェルメでインタビューを待っている時の表情。
首の調子はどうだったんだろう?

絶対に勝つという気持ち、それが叶わなくて残念。
というのは、理解できますけど。

スタートを失敗した結果、キミ・ライコネン選手との接触があったとはいえ、あまりに憮然とした態度ってどうなんでしょう……
でも、その怒涛の追い上げは素晴らしく、お客さんも多いに盛り上がったのは間違いない。

毎年の事、ドライバーズパレードの時に、最終コーナー前の大観客席の前で車を降りて、サインを書いたり帽子を投げたりするんだけど、
今年は車は止まったんだけど、ハミルトン選手は降りず、そのまま行ってしまいました……

お客さんたちは、超ガッカリ。

きっと、レースに向けて集中していたのかな?気持ち余裕が持てなくてやめたのか?
わかりませんが、いつもと違った事は確かです。

ちなみに僕はラスト8周くらいで表彰式を撮りに戻ったので、なぜベッテル選手が勝ったのかパルクフェルメでは謎でした。

ザウバーの2台、ともにリタイアとなってしまいましたが、シャルル・ルクレール選手はポイント圏内を走ってました。
このマシンは、結構オールマイティーにどこのサーキットでも早いのかもしれません、それか、ルクレール選手が飛び抜けて速いのか?

全車行ってしまってから、やっと1台ピットアウトしてきたのが、我らがブレンドン・ハートレー選手。
しかし、パワーユニット(PU)の配管から液漏れ症状が出てリタイアとなりました……
土曜のクラッシュからの組み立てミスということです。
いかんですな。

フェルナンド・アロンソ選手、また8位入賞!
なんとも、素晴らしいとしか言えない。

後ろを走る我らがピエール・ガスリー選手は、10位でチェッカーを受けるもセルジオ・ペレス選手との接触によるペナルティーで13位。
ポイントなし……
まあ、今回もトロロッソ・ホンダには速さが足りませんでした。

ホンダPUも、金曜日から、ちょいちょいとトラブルが出るので、まだまだ本調子とは言えませんし。

笑顔のマクラーレンのチーフエンジニア今井弘さん。

ほんの少しだけ、少し立ち話。
チームのゴタゴタはどうなんですか?
「現場の我々は、今あるマシンを速くすることに集中しているだけですから、何も変わりません」

例のチョコレートはもらったんですか?
「いえ、僕はもらってないんで、働きが足りないんでしょうか?(冗談です)」

と、いつもの今井さんでした。
チーム内で働いている人たちは、いつもと同じレースに集中しているということです。
フェルナンドのこの成績は、今井さんの働きがなければあり得ないと思います。

パドックで、子供達に何やら一問一答でクイズを出していたF1のスポーツ担当マネジングディレクターを務めるロス・ブラウンさん。
お忙しいのに、さすがです。
子供達もきっと忘れません。

小松礼雄さんがチーフエンジニアを務めるハース。
ケビン・マグネッセン選手が9位。
ロマン・グロージャン選手が、またリタイア……
2台がきちんとミスなくレースを完走するってのは難しい。

スタート、後方で煙!
どこに行くんだ~!

おーい!

あれ、ウイリアムズ……

あれれ……!

おっと???

うわ~~~~よかった!

あぶね~~~

ペレス選手はここから追い上げて結局10位だから、よく頑張ったし、やっぱり幸運も持ってる。

イギリスGP、4日間で34万人!
素晴らしいです!
さすがモータースポーツに理解ある、暖かいお客さんに支えられてるな~~~って毎年思う。
フランスの倍以上だもんね。

ということで、怒涛の3連戦も終わって明日の飛行機で帰ります!
やっと、帰れる!
正直、疲れました。2連戦と3連戦じゃ、なんというか仕事に追われる感じというか、やってもやってもまたやることが出てきて、毎日毎日仕事して洗濯してちょっと食べて移動して写真撮って……という感じで、全然違いますね。
来年からは、ちょっと勘弁してほしいなあ。

だいたい21戦って多すぎませんか?
1戦のグランプリの価値ってのも下がりませんか?
価値よりも、興行収入なのかね、やっぱり……

まあ、とにかく日本に帰れるのが嬉しい。

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