大谷が代打決勝弾!エンゼルスがLA対決3連戦勝ち越し

【ドジャース3-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ロサンゼルスに本拠地を置く2チームによる3連戦は、大谷翔平の代打決勝弾によりエンゼルスが2勝1敗で勝ち越した。アレックス・ウッド(ドジャース)とアンドリュー・ヒーニー(エンゼルス)の両左腕の先発で始まった3連戦の最終戦は、2回表にヤシエル・プイーグの11号3ランでドジャースが先制。しかし、エンゼルスは3回裏にジャスティン・アップトンの2点タイムリーで1点差とし、6回裏にはアルバート・プーホルスの13号ソロで同点に追い付いた。そして、7回裏の先頭打者として代打で登場した大谷がカウント2-2からの6球目、JTシャーゴワが投じた内角低めへの速球を捉えると、打球はセンターのフェンスを越えてスタンドへ飛び込む7号決勝ソロとなった。

2日前の試合で右膝にファウルボールを当てた大谷は、ドジャースの先発が左腕のウッドということもあってスタメンを外れたが、試合開始前に治療を受け、2回の段階でマイク・ソーシア監督に出場可能であることを伝えていたという。「全力疾走するのは難しいと思っていたのでホームランを打つことができて良かったです」と通訳を介して語った大谷。故障者リストからの復帰後は17打数3安打と精彩を欠いていたが、日本時間5月18日以来となる今季7号はチームを勝利に導く貴重な一発となった。7回10奪三振3失点の力投で5勝目(6敗)をマークしたヒーニーは「彼がチームにいるのは素晴らしい。彼のような打者をDHや代打で使うことができるのは、間違いなくチームの大きな助けになるからね」と大谷を絶賛。待ちに待った大谷の復帰後第1号に、本拠地エンゼル・スタジアムに詰めかけた4万2000人を超えるファンも大いに盛り上がっていた。

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