長崎県梅雨明け 平年より10日早く

 福岡管区気象台は9日、長崎県を含む九州北部地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年と比べ10日、昨年より4日早かった。
 同気象台が梅雨入りを発表した5月28日から今月8日までの降水量(速報値)は、多い順に雲仙岳1049・5ミリ(平年比44%増)、長浦岳846・5ミリ(同61%増)、島原824ミリ(平年値なし)、佐世保782ミリ(同70%増)-などだった。
 長崎地方気象台によると、長崎県内は9日、太平洋高気圧に覆われ各地で青空が広がった。最高気温は島原で33・7度、大村で32・9度、有川と口之津で32・1度、長崎で31・9度を観測するなど、長崎県内8地点で真夏日となった。
 長崎市松山町の長崎市民総合プールでは、梅雨明けを待ちわびた子どもたちがはしゃぐ姿が見られた。市立西城山小6年の松尾孔和(よしちか)君らは「今日は暑かったから給食の時にプールに行こうと話した。水が気持ちいい」と笑顔を見せた。

梅雨が明け青空が広がった9日、プールで歓声を上げる小学生=長崎市民総合プール

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