神戸製鋼、藤沢事業所に自動車接合技術のショールーム開設

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 神戸製鋼所は9日、溶接事業部門の研究開発拠点、藤沢事業所(神奈川県藤沢市)に自動車接合用技術のショールームを開設した。マルチマテリアル化に伴う異種金属の接合ニーズが高まる中、車体の軽量化に寄与する同技術の展示や実演、顧客との対話促進などを通じて、イノベーション活動の活性化につなげる。

 ショールームは広さが約500平方メートル。溶接材料生産用の仕掛かり部材を保管する倉庫を改築した。建屋内には各種接合技術のパネルやサンプルとともに、超ハイテン鋼板に対応し、ファナックと試作機を共同開発したと今春発表した異種金属接合技術「エレメントアークスポット溶接法(EASW)」用ロボットシステムをはじめ、スキャナ付きレーザ溶接システム、抵抗スポット溶接システムなどの実機を取りそろえる。

 神鋼は中期経営計画で自動車の軽量化に関する取り組みを事業成長戦略の3本柱に位置付けている。今後は「超ハイテン鋼やアルミニウム合金を1社で製造・販売する世界的にも類を見ない企業」(同社)として、ショールームを起点に自動車メーカーや部品メーカーらが接合技術を検討する機会の創出に生かす。