西日本豪雨 長崎県内6市町が広島へ給水車 県は岡山に保健師派遣

 西日本を中心とする豪雨被害を受け、長崎、佐世保両市は9日、水道局職員や給水車などを広島県三原市へ派遣した。大村、松浦、壱岐、東彼川棚の4市町も10日、給水車や水道局職員を三原市へ派遣する。
 広島、岡山両県などでは豪雨による水道管の破損や断水が発生。長崎、佐世保両市は日本水道協会を通じて給水活動の応援要請を受け、9日、2トン給水車と作業車を各1台ずつ派遣。長崎市はさらに2トン給水車と作業車を1台ずつ、壱岐市は4トン給水車1台、大村、松浦両市は2トン給水車1台、川棚町は1・5トン給水車1台を10日に派遣する。
 佐世保市では9日朝に出発式があり、朝長則男市長らが水道局職員を見送った。
 また、県は厚生労働省を通じた岡山県からの応援要請を受け、9日、保健師2人を派遣すると決めた。10日から倉敷市に派遣し、避難所の住民の健康管理に当たる。1週間交代で8月末まで毎週2人を派遣する予定。県による保健師の応援派遣は2016年の熊本地震以来。

給水活動のため被災地へ向けて出発する佐世保市職員=市水道局

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