【MLB】逆を突かれるも…ダイビング“素手キャッチ”→膝つき送球の「サーカスプレー」

レッズのスクーター・ジェネット【写真:Getty Images】

レッズのジェネットが守備で魅せる「ワイルドなベアハンドプレー」

 レッズのスクーター・ジェネット内野手が9日(日本時間10日)の敵地インディアンス戦で驚異的な美技を見せた。味方のグラブで打球が跳ね返り、逆を突かれながらも、ダイビングで“素手キャッチ”。座ったまま一塁に送球し、アウトに仕留めた。MLB公式インスタグラムも動画を紹介し、ファンから「間違いなく美しいキャッチ」と称賛の声が上がっている。

 レッズの1点リードで迎えた3回だった。2死一塁の場面でインディアンスのラミスが鋭いゴロを放つと、一塁手のボットが飛びついたものの、打球をグラブに収めることができない。弾かれたボールは一二塁間へ。二塁手のジェネットも打球方向へ動いていたため、逆を突かれる形になったが、ここで驚異的な反応を見せた。

 すぐに体を反転させながらダイビング。そして、素手で打球を掴み取ると、膝をついたまま一塁へ送球した。ベースに戻ったボットが体をいっぱいに伸ばして捕球し、ラミレスはギリギリでアウト。ジェネットの超美技となった。

 MLB公式サイトは「ジェネットのサーカスプレー」「ジェネットのワイルドなベアハンドプレー」とタイトルをつけて、ダイジェスト動画を公開。さらに、「ハンズチーム!」との文言を添えて、公式インスタグラムでも紹介した。すると、ファンからは称賛の声が相次いだ。

「ギリギリのアウトにはいつも感心する」
「ワォ、あんなに角度が変わっているのに!」
「なんというプレー!」
「ワォ、とても才能があるね」
「球界で最も過小評価されている選手」
「だから彼はオールスターのスターティングメンバ?になるべきだったんだ」
「スクーターをMVPに」
「間違いなく美しいキャッチ!」
「アウトかセーフかは関係なく、素晴らしいプレーだ」

 昨年は1試合4本塁打&10打点&17塁打という離れ業を演じ、メジャーの話題をさらったこともあるジェネット。今季は打率.322、14本塁打、58打点と好調を維持している。そして、この日は守備でも魅せ、7-5での勝利に貢献した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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