信仰の歴史 理解深める 平戸の教員ら講演で

 平戸市生月町博物館・島の館の中園成生学芸員(55)がこのほど、同市のたびら活性化施設で、平戸のかくれキリシタン信仰の歴史や価値について講演。約130人の小中学校の教員らが理解を深めた。
 同市教委が郷土に根付く信仰の素晴らしさを児童生徒に伝えてもらおうと企画。かくれキリシタンは1873(明治6)年に信仰が解禁された後もカトリックに合流せず、仏教や神道など他の宗教も受け入れる独自の形態を守り続けてきた。
 中園学芸員は、ヨーロッパの宣教師が同時期、生月島でカトリックを広めようとしたが、信者は仏壇の廃棄を指示されるなどしたため信仰形態の違いに戸惑ったと解説。先祖をないがしろにできないと多くの島民が改宗しなかったとして「信仰が今もそのままの形で残っていることは大きな価値だ」と述べた。

かくれキリシタンの信仰について話す中園学芸員=平戸市田平町

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