居酒屋、絆重ね訪問10回 埼玉「越喜来や」大船渡ツアー

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旧越喜来小跡地に看板を設置する参加者

 大船渡市の海産物などを提供する埼玉県志木市の居酒屋「三陸の台所越喜来(おきらい)や」(堀池修平店主)の常連客らは2013年から行っている大船渡市を巡るツアーを開催した。北里大海洋生命科学部在籍時に東日本大震災で行方不明となった瀬尾佳苗さん=東京都出身、当時(20)=の両親の願いに応え続け10回目の訪問。震災から約7年4カ月たった今でも被災地に寄り添い続けている。

37人が6日から2泊3日の日程で訪問。7日は雨の中、地域住民と共に旧越喜来小跡地に写真や同校創立に関する説明を記した看板を設置した。移転が検討されている私設の大津波資料館「潮目」の展示物の整理なども行った。

 同ツアーの発起人は、越喜来やを開業した埼玉県朝霞市の松井邦子さん(57)。瀬尾さんと自身の長男が小中学校の同級生だったことが縁で、瀬尾さんの両親の「越喜来とつながっていたい」という思いを形にしてきた。