日立建機、中央アジアに販社 インフラや鉱山向け拡販

 日立建機は10日、中央アジアでの事業拡大に向け販売会社を設立すると発表した。

 日立建機が40%、オランダのニッポンマシナリー(ケマル・セチネリ代表)が60%出資する合弁会社「ユーラシアンマシナリー」を今月にもオランダで開設する。

 同合弁を通じカザフスタンやキルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャンで拠点を設け、現地での販売・サービスを手掛ける予定。

 日立建機は、同地域でカザフスタンの鉄鉱石や銅など鉱山向けの大型油圧ショベルやダンプトラックで多くの納入実績がある。今後インフラ開発の需要も見込め、従来の代理店経由の販売から合弁会社による直販へ切り替える。

カザフスタンの鉱山で稼働する超大型油圧ショベル

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