西日本豪雨被災地へ 人、水、食料 県内各団体「熊本地震の恩返し」

西日本豪雨の被災地への支援物資を積み込む南阿蘇村の職員ら=10日、同村

 「熊本地震の恩返しを」「災害対応のノウハウ生かせ」-。県内の自治体などは、10日も引き続き、西日本豪雨の被災地へ職員を派遣し、支援物資を送るなどした。

 南阿蘇村では、職員2人がミネラルウオーターやトイレットペーパーをトラックに積み、愛媛県上島町と広島県尾道市へ出発。同村は熊本地震の際、被害家屋の調査活動などに両市町から派遣された職員の手を借りた。「今度はこちらから、災害対応のノウハウを伝えてきてほしい」と吉良清一村長。

 熊本市は同日、職員2人と給水車1台を広島県呉市に派遣。同市の派遣職員は計17人となった。大西一史市長は「九州北部豪雨や熊本地震の学びを生かし、物的、人的支援を続けたい」と話した。

 大津町は、熊本地震で応援を受けた同県海田町に、職員2人を派遣。水や缶詰、ウエットティッシュなどを避難所に届ける。大津菊陽水道企業団の職員4人も給水車1台などで同県呉市へ向かった。

 11日には、県が広島県に3人、岡山県と愛媛県に2人ずつ職員を派遣。県保健師支援チーム(4人)は広島へ。天草市も愛媛県宇和島市に、職員2人が給水車1台で向かう。嘉島町社協は、松山市社協に現地災害ボランティアセンターで使えるよう一輪車9台、スコップ44個、バケツ84個などを送る。

 日赤県支部と熊本赤十字病院は10日、岡山、広島両県に医師や看護師ら計5人を派遣。赤十字飛行隊熊本支隊は、企業から提供された水240リットルやバナナ18キロなどを岡山市へ空輸した。岡山県倉敷市に入る細川浩医師(38)は「熊本地震では全国から救護に来てくれた。その恩返しのつもりで現地の健康支援をサポートしたい」と抱負を語った。

(2018年7月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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