高温続く 連休中は猛烈な暑さに 今後の気象情報に注意を

11日(水)午前11時現在 気温の推計気象分布図 すでに各地で30℃を超える暑さ

 きょう11日も、東日本から西日本は気温が高く、午前11時現在、22都府県に「高温注意情報」が発表されている。昼過ぎにかけては内陸を中心に、35℃以上の猛暑日となる所があるため、熱中症など健康管理に一層の注意が必要となる。また、大気の状態が不安定となるため、11日夜にかけて急な雨や落雷、突風にも注意が必要だ。

 11日昼前、東日本の内陸や九州北部を中心に、すでに気温が34℃前後まで上がっている。昼過ぎにかけては、35℃以上の猛暑日となる所があり、「平成30年7月豪雨」で被害が大きかった地域でも、厳しい暑さが続くため、できる限りの熱中症対策が必要となる。こまめに休憩を取り、可能な範囲で水分補給を行うなど健康管理に注意したい。

<11日の予想最高気温>
 36℃・・・京都、福岡県久留米
      大分県日田、佐賀、熊本
 35℃・・・前橋、熊谷、さいたま、甲府
      名古屋、岐阜、奈良、長崎など。

11日(水)夕方の発雷確率

天気急変のおそれ

 11日午後は、湿った空気や上空の寒気の影響で、東北から西日本の内陸部を中心に大気の状態が不安定となる。局地的に雨雲が発達して、局地的に激しい雨が降る見込み。急な雨や雷雨、落雷や突風に注意が必要だ。関東の内陸、甲信、東海や中国山地などで、特に夕方にかけて発雷確率が高くなっている。

週間天気予報(数字は予想最高気温)

猛暑続く 連休中は危険な暑さに

 あす12日(木)は湿った空気の影響で、きょうより雲の広がる所が多い見込み。東日本から北日本を中心に、引き続き天気の急変に注意が必要だ。雲が多めで、気温の上昇は多少抑えられるものの、西日本を中心に相変わらず蒸し暑い状態が続きそうだ。
 その後、西日本で夏の太平洋高気圧が強まる影響で、16日(月・祝)を含む連休中は、西~東日本の広い範囲でいちだんと厳しい暑さとなる見込み。35℃以上の猛暑日が連続する所があり、甲府は14日(土)と15日(日)に38℃、京都でも15日と16日の最高気温が38℃まで上がる予想だ。(気象予報士・高橋和也)

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