キンターナが6回無失点の好投で8勝目 カブス完封勝利

【カブス2-0ジャイアンツ】@AT&Tパーク

カブスは先発のホゼ・キンターナが7回表の攻撃で代打を送られるまで6回86球を投げて被安打3、奪三振3、与四球2、無失点の好投を披露。6月は5先発で0勝2敗、防御率4.33と安定感を欠いていたが、前回登板(7月5日のタイガース戦で6回2失点)に続いて安定したピッチングを見せた。ジャイアンツ先発のデレク・ホランドに6回まで無得点に封じられていたカブス打線は、7回表一死からアディソン・ラッセルが二塁打を放ってチャンスを作り、暴投&失策の間に先制のホームイン。さらに二死からイアン・ハップが四球で出塁し、ビクトル・カラティーニのタイムリー二塁打で貴重な追加点を手に入れた。好投したキンターナは今季8勝目(6敗)をマーク。一方、7回途中1失点のホランドは好投が報われず、今季8敗目(5勝)を喫した。

前日の試合では内野5人シフトを敷く執念が実らず、惜しくもサヨナラ負けを喫したカブスだが、先発のカイル・ヘンドリックスは9回途中まで1失点(自責点0)の好投。キンターナはヘンドリックスに「キミに続けるように頑張るよ」と告げてマウンドに上がったという。「カイル(・ヘンドリックス)やジョニー(=ジョン・レスターの愛称)のようなピッチングをしようと心掛けた。彼らの活躍は良い刺激になっているんだ」とキンターナ。その言葉通り、6回までジャイアンツ打線をわずか3安打に封じる好投で、チームの勝利に大きく貢献した。キンターナのあとを継いだカール・エドワーズJr.、ジャスティン・ウィルソン、スティーブ・シーシェックの3投手も各1イニングをパーフェクトに抑える好リリーフ。特にエドワーズJr.は三者連続空振り三振と完璧なピッチングだった。

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