新庁舎執務室「狭い」が7割 職組、改善求める方針 長崎県職員アンケート

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 県職組が新庁舎の労働環境ついて県職員にアンケートをしたところ、執務室について「狭い」「やや狭い」とする回答が計69%に上ったことが分かった。情報管理面への懸念や駐車場への不満も寄せられており、県職組は結果を踏まえ、当局に改善を求めていく方針だ。
 移転新築した県庁舎は1月に供用開始した。新たな労働環境について感じることを把握しようと、今年2~3月、新庁舎に勤務する組合員840人を対象に実施。職場環境や庁舎のシステムなど45項目にわたり、選択式と自由記述式で回答してもらった。54%に当たる458人から回答を得た。
 執務室の広さについては「背中合わせの職員と椅子が当たる」「籠の中のニワトリのようだ」などの不満も。また、新庁舎の特徴である、各課の仕切りをなくしたオープンフロアに関しては「他課と打ち合わせがしやすくなった」など好意的な意見がある半面、「(課内部での)秘密の話がしにくい」「機密文書の取り扱いが難しい」など情報管理面で懸念が挙がった。
 新庁舎の喫煙所は1階と8階だけ。旧庁舎と比べ、設置箇所が減ったことについては、計23%が「足りない」「やや足りない」と回答したが、41%は「十分」とした。「喫煙時間が勤務時間になるのは不公平」などの理由で、全面禁煙を求める意見もあった。
 職員専用の区画がない駐車場については「駐輪場、駐車場の台数が少なすぎる」などの指摘も。県職組職員によると、子どもの送迎のためにマイカーでの通勤が必要な職員から、改善を求める相談も受けているという。
 一方で、トイレは「きれいになった」とおおむね好評。「売店で電子マネーが使えるようになり助かる」などと、利便性向上を喜ぶ回答もあった。
 中には「いまさら言っても仕方ない。自分なりの工夫が必要」「運用(の仕方)をみんなで考えよう」といった冷静な指摘も。県職組は「職員の働き方の改善は県民へのサービス向上につながる。アンケートを基に、改善すべきことを当局に要求していく」としている。