偽球団旗を販売目的で所持 加賀町署、書類送検

 プロ野球球団などの偽の商標を使った旗を販売目的で所持したなどとして、神奈川県警サイバー犯罪対策課と加賀町署は11日、商標法違反の疑いで、相模原市中央区の自営業男性(43)を書類送検した。

 

 書類送検容疑は、昨年12月~今年3月ごろ、オークションサイトでプロ野球巨人などの旗計5枚を販売したほか、今年4月に横浜DeNAベイスターズやトヨタ自動車などの旗計78枚を販売目的で所持し、球団や会社の商標権を侵害した、としている。男性は輸入代行業者から旗を仕入れたといい、これまでに約150枚を販売して約9万円を得ていたという。「小遣い稼ぎにやった。雑な作りなので偽物かもしれないと思っていた」と容疑を認めている。

 

 県警は11日、この輸入代行業者に金融機関の口座情報を有償で譲り渡したとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで会社役員の男(50)=三重県いなべ市=を逮捕した。容疑を認めているという。

プロ野球球団や自動車メーカーのロゴを使った偽物

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