リオ・パラ銀「ボッチャ」木谷選手 ようこそ 講演や一緒にミニゲーム 県立佐世保特支学校生 スポーツの楽しさ学ぶ

 リオデジャネイロ・パラリンピックのボッチャ団体で銀メダルに輝いた木谷隆行選手=佐世保市出身=が11日、佐世保市竹辺町の県立佐世保特別支援学校を訪れ、講演やミニゲームで生徒にスポーツの楽しさを伝えた。
 12日に諫早市の県立諫早特別支援学校で開かれる大会に合わせて初めて来校。高等部の生徒計109人と触れ合った。
 木谷選手は、リオパラリンピックの試合や選手村での生活について写真を交え紹介。「初めはへたくそで(リオ直前には)きつい時期もあったが、諦めないで続けたことでメダルを取れた」と振り返り、「ボッチャを通じさまざまな人と交流できる。もっと広がってほしい」と思いを語った。
 ミニゲームでは8月の「ボッチャ甲子園」に出場する生徒らと対戦。木谷選手の放ったボールが目標球に近づくたび、生徒らは「ナイスボッチャ」と歓声を上げた。
 同校ボッチャ愛好会のキャプテンで3年の西竜生さん(17)は「木谷選手はオーラがあった。もっと強くなりたい」と笑顔で話した。

パラリンピックや海外大会での経験について語る木谷選手=県立佐世保特別支援学校

© 株式会社長崎新聞社