好調・ドージャーが3安打3打点の活躍 ツインズ逆転勝利

【ロイヤルズ5-8ツインズ】@ターゲット・フィールド

ホワイトソックス、カブス、ブリュワーズとのロード9連戦を1勝8敗で終えてホームに戻ってきたツインズが、オリオールズ、ロイヤルズとの7連戦を6勝1敗で終えた。初回に3点を先行されたツインズは、2回裏にジェイク・ケイブのタイムリー三塁打などで2点を返して反撃開始。2点ビハインドの4回裏にはブライアン・ドージャーの2点タイムリーなどで3点を奪い、逆転に成功した。ドージャーは6回裏に15号2ランを放つなど、3安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献。先発のランス・リンは6回途中4失点(自責点3)ながら7勝目(7敗)をマークした。

6月末の時点で打率.217、OPS.689と不振に苦しんでいたドージャーが、7月に入って急激に調子を上げている。この試合での一発を含め、7月は11試合に出場して打率.317、4本塁打、OPS1.061の好成績をマーク。2年連続で34本塁打以上を放った強打がようやく戻ってきた。「今は全てが良い感じだよ」と復調に手応えを感じているドージャー。42本塁打を放った2016年には後半戦だけで28本塁打をマークするなど、後半戦に調子を上げてきた過去があり、今季も同様の流れが期待できるかもしれない。

また、ドージャーは今季限りでツインズとの4年契約が終了し、今季終了後にフリーエージェントとなるため、トレード・デッドラインでの放出候補の1人に挙げられているが、ドージャーはチームがまだポストシーズン争いに生き残っていると信じており、トレードの噂を気にする様子はない。「その話は(トレード期限まで)1週間足らずになったときにしてくれないかい?」とドージャー。借金8と苦しい状況であることに変わりはないが、メジャーを代表する強打の二塁手はチームのポストシーズン進出の可能性を信じて、明日からも打ち続けるだけだ。

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