県内の春闘賃上げ4613円 過去5年で最高

 2018年春闘での県内の賃上げが、組合員1人当たり4613円と前年を902円上回り、過去5年で最高だったことが11日、連合熊本のまとめで分かった。人手不足を背景に、大手に加え、中小での賃上げが数字を押し上げた。

 18年春闘での最終集計で集まった99労組(組合員2万2020人)について、労使の妥結状況をまとめた。

 従業員300人未満の中小78労組(8169人)の平均は、前年を731円上回る4311円。同300人以上の大手21労組(1万3851人)でも、前年を1079円上回る4906円と、いずれも過去5年で最高だった。

 今春闘では、労働力確保のために若年層向けのベースアップに踏み切る動きも目立ったという。業種別では、特に人手不足が激しいとされる「交通運輸」で前年を1922円上回る5211円アップとなるなど、大幅な賃上げにつながった。

 連合熊本の担当者は「労働力確保のため、県内中小も賃上げに積極的だった。福利厚生や労働時間など、労働条件を向上させる動きも目立ち、労使交渉自体もスムーズに行われた印象だ」と話した。(太路秀紀)

(2018年7月12日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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