【共英製鋼・ベトナム子会社社長人事】VIS社=星野氏、KSVC社=福西氏

 共英製鋼は11日、ベトナム北部の鉄筋2子会社の社長人事を決めた。10日付で、鉄筋単圧のキョウエイ・スチール・ベトナム(KSVC社)の星野洋一社長(69)が電炉鉄筋メーカーのベトナム・イタリー・スチール(VIS社)の社長に就き、KSVC社の新社長には同社副社長の福西英和氏(46)が就任した。

 VIS社は年産45万トンの製鋼量(圧延は30万トン)を持つ電炉鉄筋メーカーで、共英が昨年11月に資本参加し、今年4月に買収(議決権で65%)して子会社化した。

 KSVC社は鉄筋単圧メーカーで、電炉と圧延ミルを新設して製鋼圧延一貫化計画を立てたが、VIS社買収に伴い同計画を中止した。

 共英ではKSVC社とVIS社の連携を進めてベトナム北部鉄筋市場でシェア拡大を狙う。

 星野 洋一氏(ほしの・よういち)69年(昭44)産業技術短大(鉄鋼短大)機械卒。67年中山鋼業入社。74年共英製鋼入社。03年枚方・製造部次長、07年ビナ・キョウエイ・スチール副社長、12年KSVC副社長、16年社長。48年(昭23)11月生まれ。

 福西 英和氏(ふくにし・ひでかず)94年(平6)関西大経済卒、兼松入社。02年三井物産金属原料入社。07年三井物産メタルズ合金鉄・スクラップ部課長、13年三井物産スチール関西支社製鋼原料部長、15年エムエム建材関西支社製鋼原料部長、17年共英製鋼入社。18年1月KSVC副社長。71年(昭46)9月生まれ。

© 株式会社鉄鋼新聞社