「アルミチャイナ2018」開幕、UACJなど世界圧延大手が自動車材出展

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 【中国・上海発=遊佐鉄平】アジア最大級のアルミ展覧会「アルミニウムチャイナ2018」が11日、上海新国際博覧中心で開幕した。今年は「2018自動車軽量化展覧会」の併催に伴い、400社を超えるアルミ関連団体がブースを構えているが、自動車軽量化ニーズに応えるため中国アルミ業やUACJといった常連勢に加え、ノベリスや南山アルミ業といった世界大手企業も久しぶりに参加。各社が独自技術・製品をPRする格好の機会と捉え、積極的な営業を展開している。

 参加企業の過半数を占める中国勢としては国営大手の中国アルミ業(チャルコ)が傘下の西南アルミなどと大型ブースを展開。南山アルミは2階建ての大型展示ブースを活用して、自動車をはじめとする各種輸送機材を提案。多くの営業マンが訪問客に対応していた。

 日本からはUACJと日軽金アクトが参加している。UACJは実物大の自動車模型を用いて、自動車材を提案したほか、半導体・液晶製造装置に利用される高精度厚板も展示した。日軽金アクトは自動車材料としてヒートシンク用材料やサスペンションアームなどを出展し、さらに太陽光パネル架台の「アルソルメガ」やデータセンターなどに利用する免震建物向け二重床を展示した。

 今回初めての開催となった「2018自動車軽量化展覧会」には、アルミだけでなく鉄鋼メーカーのブースも散見された。アルミ関連では圧延世界最大手のノベリスが大型ブースを出展して自動車のボンネットやドアに利用されるパネル材を展示。中国系企業も中国アルミ業や南山アルミ業、忠旺集団などが共同ブース内で自社製品を展示した。

 一方で鉄鋼メーカーとしては中国の宝武鋼鉄が大型の自社ブースを活用して自動車用鋼板を提案したほか、SSABも小型ブースを構えた。

 今回の展示会では自動車の軽量化に注目が集まる一方で、タイのアルミ産業にフォーカスを当てた講演会なども実施されている。2万人を超える訪問者が見込まれている中で、日系企業の幹部の参加も見込まれている。会期はあす13日まで。