アルビーズが自身初のマルチ本塁打でシーズン20号到達

【ブルージェイズ5-9ブレーブス】@サントラスト・パーク

2回裏に一挙6点のビッグイニングを作ったブレーブスが、ブルージェイズに一度もリードを許さず、9対5で勝利を収めた。ブレーブス打線は2回裏にブルージェイズ先発のサム・ガビーリオに襲い掛かり、一死一、三塁からマイク・フォルティネビッチのバント安打、エンダー・インシアーテのタイムリー二塁打、オジー・アルビーズの犠牲フライなどで大量6点を先制。6回裏にはアルビーズが19号ソロを放ってリードを7点に広げ、2点差に迫られた8回裏には再びアルビーズがダメ押しの20号2ランを放った。6回まで快投を続けていたブレーブス先発のフォルティネビッチは7回表に2本塁打を浴び、5失点を喫したものの、今季7勝目(5敗)をマーク。アルビーズは犠牲フライと2本塁打で4打点を叩き出す大活躍だった。

アルビーズは19号を右腕のルイス・サントスから左打席で、20号を左腕のアーロン・ループから右打席で放ち、球団史上6人目となる1試合両打席本塁打の快挙を成し遂げた。アルビーズの母・ジュダリは息子が春季キャンプに向けて出発する際、息子に20本塁打を打ってほしいと伝えたという。そして、アルビーズは現地時間7月10日の夜遅くにアトランタに到着した母の前で、今季20号本塁打を放ってみせた。「母の目の前で打つことができてとても嬉しいよ」とアルビーズは語ったが、母は前半戦のうちに20本塁打に到達するとは夢にも思っていなかっただろう。身長173センチ、体重74キロという小さな身体で長打を量産するアルビーズ。母の期待をはるかに上回る数字を残しているキュラソー出身の二塁手が、今後どこまで数字を伸ばすか非常に楽しみだ。

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