アーセナルではパトリック・ヴィエラが退団して以降頼れる守備的MFがいないと指摘され続けていたが、サンプドリアから新たに獲得したウルグアイ代表MFルーカス・トレイラがその問題を解消する存在となるかもしれない。
190㎝を超える大型MFだったヴィエラと160㎝台のトレイラはプロフィールが大きく異なる選手ではあるものの、英『FourFourTWo』はヴィエラ級の選手として非常に大きな期待をかけている。以前トレイラが所属していたペスカーラでアシスタントコーチを務めていたマルチェロ・ドナテッリも高い評価を下しており、攻守両面で多大なる貢献ができる選手と褒めちぎっている。
「彼のテクニック、戦術的知性は常に印象的だった。守備面の戦術に理解力があり、ゲームを読む点でも非常に成熟している。彼は中盤にできるギャップに対処でき、優れた知性で上手くカバーするんだ。セルヒオ・ブスケッツに次ぎ、彼は欧州で最も戦術理解力のあるMFだよ」
ここまで評価されればアーセナルサポーターも期待せずにはいられないだろう。ヴィエラ以降は穴とまで指摘されていた守備的MFに手を加えたウナイ・エメリ率いる新生アーセナルはどのような戦いを見せてくれるのか。ヴェンゲル体制時から補強策の面でも変化があるのは間違いない。
