~鉄・路をゆく 第7回~JR桜島(ゆめ咲)線

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~鉄・路をゆく 第7回~JR桜島(ゆめ咲)線

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JR桜島線はJR大阪環状線西九条駅と桜島駅を結ぶ、全長4.1kmのJR西日本の路線。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の最寄駅ユニバーサルシティ駅はこの線にある。公募によって選ばれたJRゆめ咲線の愛称が、現在は桜島線よりも定着している。日中は桜島線内シャトル列車が約15分間隔、朝夕通勤通学時は大阪環状線からの直通列車とおおむね交互で運転されている。

JR西九条駅東出口から見上げる。関空・紀州時快速が発車していく。

JR西九条駅西口。左手は阪神なんば線西九条駅。阪神なんば線とは2階から階段とエレベーターで繋がっている。

JR桜島線の起点西九条駅。1898年(明治31年)10月1日開業。
桜島線内折り返しシャトル列車は、真ん中2・3番線を使用する。

基本的に大阪環状線上下線の列車と接続して発車している。その為、両側の扉が開いている。

また、新大阪から関西空港・和歌山方面に行く特急はるかや特急鵜くろしおはこの2・3番線を通過(特急くろしおの一部は停車)する。

逆に新大阪方面へ向かう特急はるかや特急くろしおは駅手前で側線の貨物線に転線している。(一部停車の特急くろしおは1番線に停車する)

奥の高架は大阪環状線弁天町方面。右手は安治川口からくる貨物列車専用線。

1・2番ホームの柱にある、USjの広告。

2・3番線から発車した桜島線内シャトル列車は、出発後写真のように下って行く。
ちなみにVol.1。この下り上りはJR西日本の中で最も勾配がキツイ35‰(パーミル:勾配の程度を示す単位。1000メートルで何メートルの垂直距離をもつ勾配なのかを表す)

上部に見えるのは阪神なんば線西九条駅。

JR西九条駅高架下には、魅力的な飲食店、飲み屋が軒を連ねる。

JR西九条駅高架下。JR野田駅方面を見る。特に夜になると賑わいをみせる。

JR桜島線のルーツは、1898年(明治31年)4月5日に西成鉄道が大阪駅 ー 安治川口駅間が開業。1910年(明治43年)4月15日、安治川口駅ー桜島駅間の開業。その後の1961年(昭和36年)4月25日に大阪環状線全通により、西九条駅 - 桜島駅間が分離され桜島線となった。
またUSJ建設にあたり1999年(平成11年)4月1日、安治川口駅~桜島駅間はUSJの南を沿うように通る新線に切り替わった。

JR桜島線一つ目の駅、安治川口駅。
1898年(明治31年)4月5日開業。桜島線内で最も古い開業。

1面2線島式ホーム構造の安治川口駅。

安治川口駅はJR貨物駅が併設されている。

JR西九条駅方にある踏切より。左側が貨物線ホーム。

EF210やEF66・100番台などの機関車を見ることができる貨物ヤード。
右奥には東京貨物ターミナル駅と当駅を結ぶ、佐川急便貸切輸送電車M205系電車が見える。

こちらは構内入れ替え用に製造された、JR貨物HD300形ハイブリッドディーゼル機関車。

撮影時HD300形は、レール運搬用長物車チキ6000形の入れ替え作業を行っていた。

安治川口貨物駅を出発した列車は、一旦桜島方面の線路に入り、奥のポイントから西九条方面へと進む。

桜島線を走る車両①201系オレンジ色。徐々に下の323系に替わられる為、無くなるのも時間の問題。

桜島線を走る車両②201系ユニバーサルワンダーランドカラー。

桜島線を走る車両③323系。大阪環状線からの直通列車に使用されることがほとんど。

JR安治川口駅のホーム、ユニバーサルシティー駅方は編成写真が撮影できる数少ない撮影スポット。8両編成が200ミリレンズで綺麗に収まる。午前中が順光。

顔のよう見えなくもない323系車両。

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の最寄駅、ユニバーサルシティ駅。
USJが開業するのに伴い、2001年(平成13年)3月1日に開業。(USJは同年3月31日開園)

駅舎・構内は建築家の安藤忠雄氏設計による、帆船をモチーフとしたデザインとなっている。

桜島方から入線してきた、ユニバーサルワンダー塗装車。

ホームから上がると、ドーンとUSJの広告が。その横のは集中的に乗り越し&ICチャージ機が集中的に置かれている。

改札外から撮影。乗客が滞留しないよう、改札機数はかなり多め。

改札外には旅行者の為の多言語による案内デスク(可動式)が設置されている。

徒歩2~3分でユニバーサルスタジオジャパンの入り口へ。

入口横にある、ユニバーサルスタジオジャパン御馴染みのアレ。

ユニバーサルシティ駅南側(海側)を撮影。右手はシンギュラリホテル。

南口(海側)を出ると、安治川口貨物駅の末端が見える。

ちなみにVol.2。
桜島線西九条駅~ユニバーサルシティ駅間は複線ではなく、双単線方式がとられている。

これは車両や線路に万一不測の事態が起きた場合、USJからの乗客をスムーズに運ぶため、1本の路線で折り返し運転が可能になる仕組みである。
その為、通常の進行方向とは逆の向きに信号機や標識が取り付けられている。

JR桜島線の終着駅、桜島駅。
桜島駅の元になる天保山駅が1905年(明治38年)4月1日開業。その後の1910年(明治43年)4月15日 天保山駅が廃止され、その途中に桜島駅が設置開業した。
USJ開業に合わせて、新線建設と共に当地に移設された。

ちなみにVOL.3。
“桜島”の由来は、春日出・南の両新田の桜堤と当地の埋立て権者である島徳蔵の姓を合成したことに由来する。(出典:大阪市HP此花区より)

USJの従業員入口が近いため、桜島駅は従業員の利用が多い。1日平均11,000人ほどの乗車利用がある。

桜島線終端部。

撮影:稲葉訓也

撮影日:2018年07月04日(水)他