障害者ら技能競う 長崎高技専で県アビリンピック

 障害者が身に付けた技能を競う第40回県アビリンピック(県など主催)が8日、西彼長与町高田郷の県立長崎高等技術専門校であり、参加者が日ごろの練習の成果を出し合った。
 「家具」「ワードプロセッサー」「喫茶サービス」「ビルクリーニング」の4部門に、特別支援学校や障害者就労支援施設などから38人が出場した。
 喫茶サービスでは保護者ら扮(ふん)する客の誘導や注文品の提供、片付けなどを実施。「ごゆっくりどうぞ」「ありがとうございました」など笑顔で声を掛けていた。
 家具製作では県立ろう学校高等部総合デザイン科の生徒4人が、課題の置き台作りに挑戦。ノミなど自前の工具を使い、隙間や緩みなく仕上げる技能を競った。審査結果は今後発表。各部門の金賞受賞者は11月に沖縄県で開かれる全国大会に出場する。

課題の家具作りに励む参加者=長崎高等技術専門校

© 株式会社長崎新聞社