長崎県高校生介護技術コン 大村城南が最優秀 振る舞い、声掛け評価

 第6回県高校生介護技術コンテスト(県高校・特別支援学校教育研究会福祉部会主催)が12日、大村市幸町のシーハットおおむらであり、県内で福祉を学ぶ生徒が日ごろの学習成果を披露した。最優秀賞は県立大村城南高(原口隆平さん、田中万那さん、馬場彩花さん)。8月23日に福岡県久留米市で開く九州大会に県代表として出場する。
 福祉を学ぶ高校生に適切な介護サービスを提供できる能力と態度を身に付けさせる目的で開催。今回は大村城南高、佐世保東翔高、諫早農業高、島原翔南高、北松農業高、平戸高、向陽高、長崎玉成高の計8校が出場した。
 発表は1チーム3人(うち1人は補欠)。介護老人保健施設で左半身がまひした高齢者をベッドから食堂に移し、夕食の配膳までを行う想定(制限時間7分)で競った。生徒たちは直前に提示された課題を踏まえ、2人一組で、安全確認や声掛けをしながら車いすを使って実演した。最優秀賞の大村城南高は、プライバシーに配慮した振る舞い、声掛けと実践のバランスなどが評価された。
 このほか、大会議室では最新の福祉用具などを展示、紹介する「介護の魅力フェア」も同時開催された。

2人一組で高齢者役をベットから車いすに移動させる高校生=シーハットおおむら

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