マンUの時と全然パフォーマンスが違う…… 若きスウェーデン代表DFにクラブOBは移籍金額が重荷と分析

好パフォーマンス見せていたリンデロフ photo/Getty Images

ベスト8でイングランド代表に敗れてしまったが、スウェーデン代表の堅守は大会を通して非常に印象的だった。欧州予選プレーオフでイタリア代表を2試合合計1‐0で撃破していたところから、スウェーデンの堅守は世界のサッカーファンのハートを掴んでいたと言っていい。

そのチームで中心的な働きをしていたのが、マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFヴィクトル・リンデロフだった。3年前にU-21欧州選手権を制している若きセンターバックは、昨年の夏にポルトガルのベンフィカからマンUに約3000万ポンドの移籍金で加入している。

しかし、マンUでは指揮官ジョゼ・モウリーニョの信頼を掴めていない。エリック・バイリー、クリス・スモーリング、フィル・ジョーンズらに序列争いで負けている。スウェーデン代表とのパフォーマンスの差に驚いているサポーターも多いのではないだろうか。

英『BBC』によると、クラブOBで解説を務めるリオ・ファーディナンド氏は移籍金がリンデロフの重荷になっているのではないかと分析している。

「リンデロフは今大会スウェーデン代表にとって大きな存在だった。彼は23歳で、まだ若い。彼はベンフィカからユナイテッドに高額な移籍金で加わっている。スウェーデン代表のユニフォームを着ている時のような自信がユナイテッドでは見られない。スウェーデン代表は指揮官、スタッフ、チームメイトが彼を信頼しているように見える。それはユナイテッドでは無いもので、それが影響しているんだ」

チームスタイルにも違いはあるが、スウェーデン代表で見せているようなパフォーマンスをマンUでも見せることができれば、サポーターも文句はないはずだ。

© 株式会社FACTORIES