くんち題材にメダル 造幣局、七宝焼技術で

 造幣局の川嶋真理事長が12日、県庁を訪れ、長崎くんちを題材に七宝焼の技術を使って製造したメダル「七宝章牌」を中村法道知事に贈呈した。
 造幣局は2009年から毎年、「日本のまつり」をテーマにしたメダルを製造、販売しており、今回は10種類目。九州の祭りを取り上げたのは初めて。
 掛け声とともにみこしを空中に投げ上げる「太皷山(コッコデショ)」や、龍踊(じゃおどり)をモチーフにデザイン。赤や緑、紫など7色のうわぐすりを盛って焼き付けている。純銀製で直径6センチ、重さ約160グラム。漆塗りの木製ケース入りで13万2千円(消費税・送料込み)。
 川嶋理事長は「くんちならではの鮮やかさや躍動感をうまく表現できた」と説明。中村知事は「多くの人に知ってもらういい機会になる」と述べた。
 販売予定は500個。申し込みは17日までで、同局オンラインショップ(https://www3.mint.go.jp/)で受け付けている。

七宝章牌「長崎くんち」

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