西日本豪雨でJR肥薩線運休 人吉球磨の宿施設の被害はほとんどなし

肥薩線の一部運休で、バス運行を知らせる張り紙=12日、JR人吉駅

 西日本豪雨によるJR肥薩線の一部運休などの影響で、人吉球磨地域の宿泊施設でキャンセルが相次いでいる。人吉温泉観光協会(人吉市)は「宿泊施設の被害はほとんどない。安心して来てほしい」と呼び掛けている。

 JR九州によると、八代市坂本町で土砂が線路を覆うなどしたため、八代~人吉間が6日から運休している。再開のめどは立っておらず、バスが1日4往復している。

 人吉市温泉町の旅館、翠嵐楼では大雨が降った7、8の両日、満室の予約のうち約7割がキャンセル。9日以降も肥薩線の運休を理由に予約の取り消しが続く。川野精一社長は「夏休みの書き入れ時を前に影響が大きい」と話す。

 球磨村の一勝地温泉かわせみでは7~9日、団体と個人の計76人が宿泊予約を取り消した。「団体客も入る予定の週末だっただけに残念」と同施設。肥薩線の運休に加えて村内道路の通行止めも影響したという。相良村の飲食店は、キャンセルによって今週末まで予約がない状態。

 人吉駅構内の観光案内所の来所者も例年の半数程度。人吉温泉観光協会は「SL人吉など観光列車の乗客の減少が痛い。一日も早く復旧してほしい」と話している。(鹿本成人、松浦裕子)

(2018年7月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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