これが名門クラブの証なのだろうか。今大会ではクロアチア代表が決勝に進出したが、イヴァン・ペリシッチとマルセロ・ブロゾビッチはインテルの選手だ。実はインテルは1982年大会以降は毎回のワールドカップで決勝に選手を送り込んでいるのだ。
伊『Calciomercato』が特集しているが、始まりとなったのは1982年大会を制したイタリア代表からDFジュゼッペ・ペルゴミだ。まだ10代だったが、ペルゴミは準決勝と決勝で先発出場。主力として優勝を経験している。
そこからインテルの伝説は続き、1986年大会では西ドイツ代表のカール・ハインツ・ルンメニゲが決勝に進出。当時はルンメニゲもインテルの選手だった。1990年大会では同じく西ドイツ代表からユルゲン・クリンスマンが進出し、優勝。1994年大会はイタリア代表のニコラ・ベルティ、1998年大会は元祖怪物のブラジル代表ロナウドが決勝に進んでいる。
2000年に入ってからもインテルの伝説は止まらず、2002年大会では同じくブラジル代表からロナウドが、2006年大会はイタリア代表としてマルコ・マテラッツィ、2010年大会はオランダ代表のウェズレイ・スナイデル、2014年大会は主力とは言い難いがアルゼンチン代表としてパラシオが入っていた。
優勝したのは2006年大会のマテラッツィが最後となっているが、ペリシッチとブロゾビッチはトロフィーを掲げることができるのか。