浅野拓磨の規格外のスピードにハノーファーもビックリ! ”オバメヤン超え”のスピードスターにかかる期待

ハノーファーで再出発する浅野 photo/Getty Images

なぜこれほどのスピードスターがシュツットガルトでチャンスを十分に与えられなかったのか。今夏FW浅野拓磨を獲得したハノーファー側には驚きがあるようだ。浅野はシュツットガルトが指揮官をタイフン・コルクトに代えて以降出番を失い、それが影響してロシアワールドカップを戦う日本代表メンバーからも漏れた。ハノーファーで新たなスタートを切ることになるが、始まりは上々のようだ。

浅野は紅白戦で持ち前のスピードを活かしたプレイを披露し、独メディア『Sportbuzzer』もこれを絶賛している。浅野が以前30mを駆け抜けるのに3.67秒しか必要としなかったことを紹介し、現在アーセナルでプレイする快速FWピエール・エメリク・オバメヤンの3.7秒より速い数字だと取り上げている。また世界最速の男ウサイン・ボルトでも3.78秒となっているため、浅野はアスリートの中でもトップクラスのスピードスターということになる。

同メディアは浅野より速いのはフランス代表のキリアン・ムバッペくらいではないかと称え、「なぜシュツットガルトで先発することが許されなかったのか不思議」と起用法に疑問を投げかけている。またハノーファーにはトーゴ代表FWイフラス・ベブー、ナイジェリアの21歳MFノア・ジョエル・サレンレン・バゼー、19歳MFリントン・マイナなどスピードに自信を持つ選手が揃っていることも伝えており、浅野はハノーファーの新たなロケットになると大きな期待をかけられている。

ブンデスリーガのクラスになればスピードだけで全てを解決するのは難しいが、チームが上手く活かしてくれれば大きな武器になる。シュツットガルトではそれが実現しなかったが、ハノーファーではジャガポーズを連発できるか。

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