ドジャースが1点差の接戦を制し今季初の地区首位浮上!

【ドジャース3-2パドレス】@ペトコ・パーク

6連覇を狙う地区優勝の大本命がようやく「定位置」に辿り着いた。ドジャースは先発のロス・ストリップリングが6回無失点の好投を見せ、打線は7回表にアンドリュー・トールズ、マット・ケンプ、ジョク・ピーダーソンのタイムリーで3点を先制。その裏にリリーフ陣が2点を返されたものの、8回裏はディラン・フローロ、9回裏は守護神のケンリー・ジャンセンが無失点に抑え、3対2で1点差の接戦を制した。ナ・リーグ西部地区首位のダイヤモンドバックスまで0.5ゲーム差に迫っていたドジャースは、この日敗れたダイヤモンドバックスを抜いて今季初の地区首位に浮上。開幕93試合目での「奪首」となった。

日本時間5月9日に地区首位から9ゲームも離され、同20日には借金10で同率地区最下位に転落したドジャースが、そこからの快進撃で開幕93試合目にして地区首位に浮上した。今月に入って8勝3敗と好調のドジャースは、日本時間5月25日以降の52試合で35勝17敗の好成績をマーク。6月以降の勝率.676はリーグトップの数字であり、完全に本来の姿を取り戻したと言っていいだろう。26セーブ目をマークしたジャンセンは「まだまだタフな争いが続いていくよ」と語ったが、ナ・リーグ西部地区は上位4球団が3ゲーム差にひしめく大混戦。ジャンセンが言うように、地区優勝の行方はまだまだわからない状況である。しかし、5月下旬以降のドジャースが素晴らしい戦いを続けているのも事実。地区6連覇に向けて視界は良好と言えそうだ。

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