山笠疾走 15日に追い山 狭い路地で圧巻の迫力

福岡市の夏を熱狂の渦に包み込んできた「博多祇園山笠」は15日早朝、舁(か)き山笠七流(ながれ)が博多の街を疾走する「追い山」でいよいよクライマックスを迎える。

午前4時59分、一番山笠・西流が博多区の櫛田神社前の山留めをスタート。神社境内の清道旗を勇壮華麗に回る「櫛田入り」を披露した後、須崎町の廻(まわ)り止め(ゴール)まで約5キロのコースを「オイサ、オイサ」の掛け声とともに疾走、二番山笠以降も同5時5分から5分おきに続く。

櫛田入りでは、一番山笠である西流のみが途中で止まって「博多祝い唄(うた)(祝いめでた)」を唱和。舁き山笠七流が出た後には「走る飾り山笠」として人気の八番山笠・上川端通も登場。全高13メートルの巨体を揺すって清道を回る圧巻のパフォーマンスを見せつける。

コース途中では、祭りと深い縁のある東長寺、承天(じょうてん)寺の前にも清道旗が据えられ、各流の山笠が豪快に転回。また、人形師たちが技術の粋を注ぎ込んだ舁き山笠を、水法被に締め込み姿の男たちが勢水(きおいみず)でびしょぬれになりながら、狭い路地を必死に走らせる姿は感動的だ。

=2018/07/14付 西日本新聞朝刊=

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