【尾花沢市長選】あす投開票。大雪や人口減少に悩む市のリーダーとなるのは?結城裕氏 VS 菅根光雄氏

7月8日に告示された尾花沢市長選には、自民、公明の2党が推薦する結城裕氏(61)、国民民主、共産、社民の3党が推薦する菅根光雄氏(67)の無所属新人の2名が立候補しました。投開票は7月15日に行われます。

現職の加藤国洋氏が引退を表明し、新人2名が立候補しました。今回は雪対策、人口減少対策などが争点と考えられます。

中央での行政経験を活かした市政を。結城裕氏

結城氏は尾花沢市出身、旧楯岡高校卒業。1977年に旧防衛庁に入庁しました。在職中に東洋大学法学部を卒業しています。防衛大会計課経理室長、防衛装備庁電子装備研究所総務課長を歴任。昨年3月に防衛相を退職し、都内の航空関連会社に就職していましたが、退職し今年6月末に帰郷しました。

結城氏は現在の尾花沢市について「人口減少に対して有効対策を打ち出せていない」と指摘。政策として、「日本一進んだ雪対策」や小児医療充実・小児科医を招くなどの少子高齢化対策を挙げています。さらに農業の後継者不足について計画的な対策を示しました。中央での行政経験や人脈を活かし、新しいアイデアを活かしていきたい考えです。

皆で尾花沢市を作っていきたい。菅根光雄氏

菅根氏は新庄市出身、10代の頃から尾花沢市にて生活を送っています。
法政大学法学部を卒業し、市内の司法書士事務所に勤務しながら学習塾を経営。1995年から6期連続で市議会議員選挙に当選し、2011年7月から2年間は議長を務めました。現在は学習塾と運送会社を経営しています。

菅根氏は健全な財政運営、雪対策、人口減少対策、地域経済や農業の振興、高齢者支援などの課題を挙げ、「一党一派に属せず、皆で尾花沢市を作りたい」と方針を述べました。市議としての20年を超える経験を活かしたいとした上で、小・中学校連携の教育体制を実現する学園構想、若い世代の定住・移住を目的とした宅地供給、高齢者の居場所づくり、農業支援といった政策を掲げています。

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