SNS特集F1イギリスGP:ハミルトンとライコネンに遺恨なし。トロロッソ・ホンダのハートレー、大クラッシュの瞬間

 F1史上初の3週連続開催の3レース目は、シルバーストンでの伝統のイギリスGP。ポールポジションからスタートのメルセデスF1、ルイス・ハミルトンはオープニングラップの追突事故により、母国グランプリ連勝は途切れ、セバスチャン・ベッテルが今季4勝目、通算51勝目をマークした。今回もドライバーや関係者のSNSでグランプリを振り返る。

セバスチャン・ベッテルの優勝で幕を閉じたイギリスGP。通算51勝は“プロフェッサー”アラン・プロストに並ぶ歴代3位タイの優勝回数。母国の偉大なる先輩、ミハエル・シューマッハーに届くには、あと40もの勝利を積み重ねなければならない。

母国GPに並々ならぬ想いで臨んだルイス・ハミルトン。特別仕様のヘルメットもゴールド&ユニオンジャックでキメてきた。

オープニングラップでライコネンに追突され、大きく順位を落としたハミルトン。母国優勝を逃しレース直後は怒り心頭だったが、素直に自分の非を認めたライコネンの謝罪を受け入れ、「接触はレーシングインシデント」と寛容なところを見せた。

そのハミルトンに対し、フェラーリもTwitterで「イギリスGP後のキミの謝罪を受け入れてくれたルイス・ハミルトンのコメントに感謝する」とすぐさま反応。一件落着となった。

スペインのビール、エストレーリャ・ガリシアのプロモーション活動で料理の腕前を披露するカルロス・サインツJr.。チームカラーの黄色いコック帽がよく似合う。

FP3開始早々、ブレーキング時に突然サスペンションが破損し、大きなアクシデントに見舞われたトロロッソF1のブレンドン・ハートレー。早く不運の連鎖を断ち切りたい。

日曜日にシルバーストンで開催されたサポートレースのGP3では、元F1ドライバーのネルソン・ピケとジャン・アレジの息子たちが1-2フィニッシュの大活躍。ネルソンとジャンが日本人ファンにも馴染み深いのは、ふたりとも中嶋悟さんの元チームメイトだったからかもしれない。しかも、半分は日本人の血が流れているジャンの息子ジュリアーノには、今後の活躍を期待せずにはいられない。

前戦オーストリアGPでは、今季初のW入賞を果たし、せっかくよい流れを掴んだかと思われたハースF1だったが、再びロマン・グロージャンの暴れん坊の部分が顔を出してしまった。

元ボス、サー・フランク・ウイリアムズと会話するバルテリ・ボッタスの腰の低さ。この写真を見ただけでバルテリの人柄がよく分かる。

スタート直後にハミルトンに接触し、10秒のタイムペナルティストップを科されたキミ・ライコネン。しかし、終盤に鮮やかなオーバーテイクを披露し、3位表彰台を獲得してみせた。イギリスGPの内容に満足したのか、レース後にはお気に入りのストロベリーショップの前での記念撮影をインスタにアップ。

イギリスGP前にはメディアのホバークラフトライディングのイベントを楽しんだライコネン。どんな乗り物でも限界のスピードで乗りこなせそうだ。

厳しい戦いが続くマクラーレン陣営だが、チームの地元でもあるシルバーストンに訪れた大勢の観客の声援は、力を与えてくれたはずだ。

ピットストップの作業ミスが原因でリタイア。連続入賞は途絶えてしまったが、株が急上昇中のシャルル・ルクレール。来季のフェラーリ移籍は実現するのか?

© 株式会社三栄