長崎県が今年初の食中毒注意報

 長崎県は13日、今年初めての「食中毒注意報」を長崎県内全域に発令した。期間は同日午前10時半から48時間で、長崎県生活衛生課は「食品を保存する温度の管理が一番大事。ちょっとでも怪しいと思ったら食べないように」と呼び掛けている。

 食中毒注意報は県内の最高気温、平均湿度、不快指数の最高値を基準に発令。発令前日の12日は、最高気温30・7度、平均湿度85・0%、不快指数83・4で、いずれも7月中旬の基準値を上回り、今後も暑い日が続くとみられることから発令に至った。

 長崎県生活衛生課は食品の取り扱いについて▽冷蔵や冷凍での温度管理▽十分な加熱調理▽新鮮な食品の購入-などを求めている。

 今年の長崎県内での食中毒発生状況は13日現在、6件で患者数は169人。ノロウイルスや寄生虫アニサキスなどが原因だった。

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