鳥取港に大量土砂 県、撤去作業急ピッチ

多量に流れ込み、海底に堆積した土砂をすくう浚渫船=12日、鳥取市の鳥取港

 西日本豪雨の影響で鳥取市の鳥取港に千代川から大量の土砂が流れ込んだ。貨物船の出入りなどに影響を及ぼすとして、鳥取港湾事務所が撤去作業に追われている。

 土砂が流れ込んだのは、漁船や遊漁船、貨物船などが頻繁に出入りする第1防波堤と第2防波堤間約170メートルの千代航路と呼ばれる港の出入り口付近。

 同事務所が9日に海底を測量すると、通常は10メートルある水深が浅い所で5メートルほどで、10トントラック1万5千台分を超える約8万立方メートルもの土砂がたまっていた。11日から浚渫(しゅんせつ)船で土砂をすくい、土運船で運んで鳥取砂丘付近の沖に沈める作業を進めている。

 昨年9月と10月の台風でも大量の土砂がたまり、今年6月にようやく撤去作業が終わったばかり。今月末には1万トン級の大型貨物船が入港予定で、水深が10メートルないと入れないという。

 同事務所の山根一美所長は「こんな時季にこれだけ流出するのはこれまでにない。一刻も早く元通りにしたい」と話している。(藤田和俊)

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