バンコクで観光誘客本格化 長崎県 飲食店通じ情報伝える

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 長崎県は今月からタイ・バンコクでの観光誘客に向けた取り組みを本格化した。バンコクにある長崎県ゆかりの飲食店を通じて季節ごとに長崎県内の観光情報を提供し、観光都市としての認知度を向上させ、来県へつなげたい構えだ。

 人口減少が進む中、いかに交流人口を増やし、地域経済を活性化させるかは長崎県にとって重要課題の一つ。バンコクは、経済成長が著しい東南アジアの中でも訪日客が多い。「47都道府県の目が向いている」(長崎県国際課)というほどで、各自治体は商機を期待。ただその分、日本から発信される情報量も多く、バンコクの人の印象に残るのは難しいという。

 その点、長崎県は平和都市のイメージで、地名は一定浸透。この優位性も生かし、観光情報を来年3月まで継続的に伝えていく。

 具体的には、旬の食べ物や観光地をPRするリーフレットなどを新たに作成し、長崎県発祥の外食大手、リンガーハットなどゆかりの飲食店8店舗に置いて紹介。現地の人の目に触れる機会を増やし、興味や関心を誘う。旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)バンコク支店のホームページ内に特設サイトも開設し、訪問意欲を喚起したい考え。

 長崎県は、2020年の外国人延べ宿泊者数を100万人にする目標を掲げる。タイから長崎県への延べ宿泊者数のピークは2015年の約1万7千人で、例年1万人前後で推移。長崎県国際課は「観光地・長崎県の認知度を向上し、計画の目標達成に寄与したい」としている。

認知度を高めるため、長崎県が新たに作成したリーフレット(長崎県提供)